自由はどこまで可能か―リバタリアニズム入門 森村 進 (著)
手堅い入門書
私見では、邦書で唯一の、「まっとうな」リバタリアニズムの入門書。リバタリアニズムの立場からの典型的主張について丁寧な整理がなされるとともに、著者自信の考え方も緻密に展開されている。限られた紙幅ながら、全体に、過不足のない手堅い記述である。筆致も適度に冷静で、政府の介入を最小限に抑えるリバタリアニズムの思想に必ずしも共感しない人であっても、特に感情的反発を抱かずに読み進めることができる。
ただ、どうしても引っかかる点が一つ。国立大学教授としての著者の立場と、リバタリアンとしての著者の思想とはどのように整合するのだろう?制度の合理性と制度に従うことの合理性は別だということだろうか?どこかで説明があるのかと思いきや、結局最後まで何の説明もなく、何とも不思議な感じが残った。
私見では、邦書で唯一の、「まっとうな」リバタリアニズムの入門書。リバタリアニズムの立場からの典型的主張について丁寧な整理がなされるとともに、著者自信の考え方も緻密に展開されている。限られた紙幅ながら、全体に、過不足のない手堅い記述である。筆致も適度に冷静で、政府の介入を最小限に抑えるリバタリアニズムの思想に必ずしも共感しない人であっても、特に感情的反発を抱かずに読み進めることができる。
ただ、どうしても引っかかる点が一つ。国立大学教授としての著者の立場と、リバタリアンとしての著者の思想とはどのように整合するのだろう?制度の合理性と制度に従うことの合理性は別だということだろうか?どこかで説明があるのかと思いきや、結局最後まで何の説明もなく、何とも不思議な感じが残った。
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